【漕】 14画 氵(11) 準1級
[音] | ソウ |
[訓] | はこぶ |
こぐ |
《意味》
【漕ぐ】こぐ
【漕運】そううん
船で物を運ぶこと。水上の運送。
「運漕」
【漕艇】そうてい
ボートをこぐこと。特に、競技用のボートをこぐこと。
【阿漕】あこぎ
貪欲で無情なさま。強欲であくどいさま。
「阿漕な商売」
「阿漕」は「阿漕ケ浦」の略で、現在の三重県津市の海岸。古くから、伊勢神宮に奉納する魚をとるため禁漁地だった。
【運漕】うんそう
船で物を運送すること。回漕。
【回漕・廻漕】かいそう
船で荷物を運ぶこと。また、船による運送。
【競漕】きょうそう
ボートをこいで速さを競うこと。また、その競技。ボートレース。
【転漕】てんそう
食糧・荷物などを運ぶこと。陸路と水路とで兵糧などを運ぶこと。
「転」は陸上を、「漕」は水上を運ぶ意。
《字源》
声符は「曹(そう)」。
「曹」の本字は「」で「㯥+曰(えつ)」。
「東」は袋の形。「曰」は誓約を入れる器。
「曹()」は、裁判の当事者がそれぞれ提供するものを袋に入れて並べる形。
裁判用語で、法曹が原義。