【檀】 17画 (13) 準1級


[音] タン
  ダン
[訓] まゆみ
   

《意味》

  1. 〈国訓〉まゆみ。木の名。ニシキギ科の山野に自生する落葉低木。
  2. 香木の類。
  3. 梵語(ぼんご)の音訳に用いられる。

【檀越】だんおつ

布施をする人。施主。
檀那(だんな)檀家(だんか)
「だんえつ・だんのつ」とも読む。

【檀家】だんか

ある寺に所属し、布施によって寺の経費を助け、仏事一切をその寺に頼んでいる家や信徒。
檀那(だんな)檀越(だんおつ)

【檀紙】だんし

厚くて白く、表面にしわのある和紙。陸奥(みちのく)紙。

【檀徒】だんと

檀家の人々。

【檀那】だんな

  1. 布施。与えること。
  2. 寺に財物を寄進する信者。施主(せしゅ)檀家(だんか)檀越(だんおつ)

【檀林】だんりん

  1. 檀林(せんだんりん)」の略。
    僧徒が学問・修行をする所。学寮。また、寺院のこと。
    栴檀は仏や仏弟子のたとえ。
  2. 「檀林風・檀林派」の略。西山宗因を中心に、井原西鶴・岡西惟中らが集まった俳諧の一派。
    「談林」とも書く。

【檀香】びゃくだん

ビャクダン科の常緑高木。材は堅く香気があり、器具材・薬品・香料となる。(せんだん)
Wikipediaビャクダン   
「檀香」は漢名から   
「白檀」とも書く。

【檀】まゆみ

  1. ニシキギ科の落葉低木。果実は熟すと四つに裂け、中から赤い種子を出す。材は弓を作るのに用いた。
    Wikipediaマユミ植物園へようこそ!マユミ
  2. 「1.」の丸木で作った弓。
「真弓」とも書く。

【黒檀】こくたん

カキノキ科の常緑高木。光沢のある黒色の材は緻密で堅く、高級家具などの材料として珍重される。(うぼく)

【紫檀】したん

マメ科の落葉高木。熱帯アジアに産する。材は赤紫色で堅く、高級家具材として珍重される。
Wikipediaシタン

檀】せんだん

  1. センダン科の落葉高木。暖かい地方に自生する。高さ八㍍前後。葉は複葉。五、六月ごろ、うす紫色の小さな花を開く。果実は楕円形(だえんけい)で熟すと黄色くなる。根・樹皮・果実は薬用、材は器具用。(おうち)
    Wikipediaセンダン
  2. 白檀(びゃくだん) 」の別名。
    Wikipediaビャクダン
    栴檀(せんだん) は双葉より(かんば)し」の「栴檀(せんだん) 」はビャクダンのこと

【白檀】びゃくだん

ビャクダン科の常緑高木。材は堅く香気があり、器具材・薬品・香料となる。(せんだん)
Wikipediaビャクダン   
「檀香」とも書く。

《字源》

声符は「亶(たん)
下部「旦は建物の下壇、上部「㐭(りん)は穀物倉(廩)の形で、神倉の象。

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