【樗】 15画 (11) 準1級


[音] チョ
[訓] おうち

《意味》

  1. 木の名。にがき科の落葉高木。皮はあらく、材は柔らかくて白く、用途はない。葉に臭気がある。にわうるし。臭椿(しゅうちん)ともいう。昔、日本では、みつばうつぎ科のごんずいにこの字を当てた。
    Wikipediaニワウルシ環境gooゴンズイ
  2. 転じて、役にたたないもの。無用の長物。
  3. <国訓>おうち。暖地に生ずる落葉高木。せんだん。平安時代、獄門に植えて罪人の首をさらした。

【樗】おうち

栴檀の古名。
Wikipediaセンダン
」とも書く。

【樗才】ちょさい

役に立たない材木。転じて、役に立たない人。また、自分をへりくだっていう語。
「樗材」

【樗材】ちょざい

「樗才」

【樗散】ちょさん

役に立たない、無能な人や物のこと。
樗櫟散木(ちょれきさんぼく)」の略。

樗櫟散木ちょれきさんぼく

役に立たない人やもの。自分のことをへりくだって言うときにも使う。
「樗櫟」はおうちとくぬぎで役に立たない木、無用の材。無能の人。
略して「樗散(ちょさん)」。

樗櫟の材ちょれきのざい

樗櫟散木(ちょれきさんぼく)

【樗蒲】ちょぼ

樗蒲一(ちょぼいち)」の略。

【樗蒲一】ちょぼいち

  1. 中国から伝わった博打(ばくち)の一つ。一つのさいころをふって勝負を争うもの。かけた目が出れば勝ちとなり、かけ金の四倍から五倍の金を得る。ちょぼ。
    「樗(この場合はゴンズイ)」も「(かわやなぎ)」も、その実をさいころに用いたことから。
  2. 人をごまかすようなこと。いんちき。

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