【蝶】 15画 (9)  準1級


[音] チョウ
[訓]  

《意味》

ちょう。ちょうちょう。

【蝶ちょうざめ

チョウザメ科の海魚。寒帯性でふつう海にすむが、四~五月の産卵期には川をのぼる。卵を塩漬けにしたものは「キャビア」と呼ばれ珍重される。
Wikipediaチョウザメ

【蝶番】ちょうつがい

  1. 開き戸の(かまち)と柱、箱のわくとそのフタなどに渡して取り付け、そこを軸にして開閉が自由にできるようにするための金具。
  2. 二つの物をつなぎとめる役をするもの。

【揚羽蝶】あげはちょう

アゲハチョウ科のチョウの総称。大形で美しい種類が多い。特に、ナミアゲハ。
Wikipediaアゲハチョウ科
「鳳蝶」とも書く。

蝶】こちょう

チョウの古風な言い方。
「蝴蝶」とも書く。
蝶の夢こちょうのゆめ
現実の世界と夢の世界とが区別できない境地のたとえ。また、この世がはかないことのたとえ。
荘周(荘子)は自分がチョウになった夢を見たが、目が覚めて後、チョウになった荘周が本当の自分なのか、チョウではない荘周という人間が本当の自分なのかわからなくなったという故事から。
「夢に胡蝶となる」「荘周の夢」ともいう。

蝶蘭】こちょうらん

ラン科の常緑多年草。洋蘭の一種で、観賞用に栽培される。
花の形がチョウに似ているから。
Wikipediaコチョウラン

【蜆蝶】しじみちょう

シジミチョウ科の昆虫の総称。
Wikipediaシジミチョウ科
「小灰蝶」とも書く。

《コメント》

漢検配当外漢字を含むものとして、「蛺蝶(たてはちょう)(立羽蝶)」「挵蝶(せせりちょう)」がある。

《字源》

声符は「枼(よう)
「枼」「世+木」
「世」は草木の枝葉が分かれて、新芽が出ている形。金文に「世」「枼」と書いてるものがある。
「枼」「葉」の初文で、薄くてひらひらするものの意がある。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】