【憐】 16画 忄(13) 準1級
[音] | レン |
[訓] | あわれむ |
あわれみ |
《意味》
【憐れむ】あわれむ
気の毒だ、かわいそうだと思う。
「憫れむ」「愍れむ」とも書く。
【憐察】れんさつ
あわれみ思いやること。同情して察すること。
「ご憐察のほどお願い申し上げます」
【憐憫・憐愍】れんびん
かわいそうに思うこと。あわれむこと。
「憐憫の情をもよおす」
「れんみん」とも読む。
【哀憐】あいれん
同情して、なさけをかけること。あわれみの心。
【愛憐】あいれん
かわいがり、なさけをかけること。いつくしむ心。
【可憐】かれん
弱々しく、思わずいたわりたい気持ちを起こさせるようす。
「可憐な少女」
【紅顔可憐】こうがんかれん
時の流れが無情であることのたとえ。
「紅顔」は血色のよい元気で若々しい青年。「可憐」は「あわれむべし」で、その元気な青年が白髪の老人になってしまったことに対して気の毒に思う、同情せずにはいられない意。
【純情可憐】じゅんじょうかれん
素直で邪念がなく清らかで愛らしい。
「純情」は気持ちが素直なこと。「可憐」はいじらしくかわいいさま。特に少女の可愛らしいようすをいう。
「純真可憐」「純真無垢」
【同病相憐れむ】どうびょうあいあわれむ
同じ苦しみをうけている人はたがいに同情しあう。
同じ病気にかかっている人同士が同情しあう意から。
「同病相憐」ともいう。
「同憂相救」
【揺尾乞憐】ようびこつれん
恥も外聞もなく同情を求めること。卑屈に諂い、なりふり構わず相手の機嫌を取ろうとすること。
「揺尾」は尾を振る。「乞憐」はあわれみをこう。犬が尾を振って主人に気に入られようとすることから。
「尾を揺らし憐れみを乞う」が書き下し文。