【磋】 15画 (10) 1級


[音]
[訓] みが

《意味》

  1. みがく。すりみがく。ぞうげや玉をみがく。
  2. 学問・道徳に励んできわめる。

【磋く】みがく

  1. こすって光沢を出す。
  2. 学問や徳、技などを向上させようと努力する。
く」とも書く。

【切磋】せっさ

学問・伎芸などに励むこと。また、それによって人格を磨くこと。
玉・石・骨などを切ったりみがいたりする意から。
「切」とも書く。

【切磋磨】せっさたくま

学問や人徳をより練り磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。
「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や象牙を磨く、「琢」は玉や石を(のみ)で削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。
「磋」は「」とも書く。

《字源》

声符は「差(さ)
「差」に不(ぞろ)いのもの、ざらざらしたものの意がある。
「差」の声符は「左(さ)で、金文の字形は(か)+左」で穀物の穂を神にすすめて祭る意。
神に勧めることが原義で、金文では「たすける」意、神に勧める穂を「えらぶ」意、穂の長短の差から「ちがう・たがう」意となる。
「差」の金文。

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