【巾】 3画 (0) 準1級


[音] キン
[訓] ふきん
かぶりもの
きれ

《意味》

  1. きれ。布きれ。
  2. 布でつくったかぶり物。
俗に(はば)の代用字として用いるが別字。(べき)(同じ数の相乗積)の代用字として用いるが別字。

【巾幗】きんかく

中国で、婦人のずきん。転じて、婦人。
「巾幗詩人(=女流詩人)」

【巾箱】きんそう

  1. 布で貼った小箱。
  2. 「巾箱本」の略。携帯用の小さな本。細字で書いてある小形の唐本(とうほん)袖珍本(しゅうちんぼん)

【巾箱之きんそうのちょう

箱に入れて常に傍らに置き、離すことのできないもののたとえ。
「巾箱」は側に置いて書物などを入れる布張りの小さな箱。手文庫の一種。

【巾着】きんちゃく

  1. 布や革で作り、口をひもでしめる小さな袋。昔、金銭や薬などをいれ腰にさげて持ち歩いた。
  2. 「腰巾着」の略。いつも目上の人や権力のある人の側にくっついて歩き、その人の機嫌を取る人。

【巾子】こじ

後頭部が高くなるように髪を結って、そのもとどりをはさむ布。
根本にかんざしを挿して冠が取れないようにした。

【巾子形】こじかた

敷居のない門の中央に据えて、扉が外側に開くのを防ぐ石。外側が高く、内側が低い。
冠の巾子に似た形であるところから。

屑頭巾】おくそずきん

植物カラムシの茎で作った、頭全体を包む頭巾。鷹匠・猟師などが用いた。からむし頭巾。おがら頭巾。おくそ頭巾。
「『もののけ姫』で猟師が苧屑頭巾かぶってます。」
「ほくそずきん」とも読む。

【手巾】しゅきん

  1. 手ぬぐい。手ふき。
  2. ハンカチ。

【頭巾】ずきん

  1. 防寒のために用いる、頭部を覆う布製袋状のかぶりもの。
  2. 山伏のかぶりもの。「ときん」とも読む。

巾】ときん

修験道(しゅげんどう)の山伏がかぶる小さな布製のずきん。
「頭巾」とも書く。

【布巾】ふきん

食器などを拭くための布。

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