【兜】 11画 (9) 準1


[音] トウ
[訓] かぶと
 

《意味》

かぶと。頭を包んで囲むかぶり物。

【兜】かぶと

昔、戦いのときに頭部を保護するためにかぶった武具。多く、鉄・革などで作った。
」「甲」とも書く。

【兜かぶとがに

節足動物カブトガニ科の動物。天然記念物。
Wikipediaカブトガニ
「甲」「」「魚」とも書く。

【兜虫】かぶとむし

コガネムシ科の昆虫。
Wikipediaカブトムシ
「甲虫」とも書く。

【兜ときん

修験道(しゅげんどう)の山伏がかぶる小さな布製のずきん。
「頭巾」とも書く。

【兜率天】とそつてん

六欲天の下から四番目の天。内外二院あり、内院には将来仏となるべき菩薩が住み、現在は勒菩薩(みろくぼさつ)がそこで説法をしているとされる。

【鳥兜】とりかぶと

  1. 舞楽で、楽人・舞人がかぶる、鳳凰の頭をかたどったかぶり物。頂が前方にとがり、(しころ)が後方に突き出て、鳥が羽をおさめたような形をしている。
  2. キンポウゲ科の多年草。山野に自生するが観賞用としても栽培される。
    高さ1メートル前後。秋、青紫色の鳥の冠形の花を開く(「1.」に似ている)。根は卵形で猛毒があり、昔アイヌが毒矢に用いた。また、漢方では「烏頭(うず)」「付子(ぶし)」などと言い、鎮痛剤として薬用にする。
「鳥甲」とも書く。「2.」は「鳥頭」とも書く。

《字源》

カブトを(かぶ)った人の形。

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