19画 (15) 準1級

減画略字基本字


[音] シツ
[訓] くし
  くしけず

《意味》

  1. くし。くしけずる。くしで髪の毛をすく。
  2. くしの歯のように並んださま。

【櫛】くし

髪をすいたり、髪飾りにしたりする道具。

【櫛くしげ

くしなどの化粧道具をいれておく箱。

【櫛る】くしけずる

くしで髪の毛をとかして整える。けずる。すく。
「緑なす黒髪を櫛る」
る」とも書く。

【櫛比】しっぴ

くしの歯のようにすきまなく並んでいること。
「人家が櫛比する」

【櫛風沐雨】しっぷうもくう

外に出て苦労しながら、休みなく活動・奔走すること。様々な苦労を重ねて働いていることのたとえ。
風で髪をくしけずり、雨で水浴する意から。
「櫛風沐雨10年の鍛錬」
「雨に(あら)い風に(くしけず)る」が書き下し文。
「沐雨櫛風」ともいう。

次櫛比】りんじしっぴ

整然と並んださま。
「鱗次」はうろこのように続き並ぶ、「櫛比」は櫛の歯のようにびっしり並ぶ。「次」も「比」も順に並ぶ意。

《字形》

の字形についてはを参考。
隷書や唐代の楷書はほとんどすべての字体で書かれていた。
手書きの楷書ではと書くのが一般的。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】