【砦】 10画 (5) 準1級


[音] サイ
[訓] とりで

《意味》

  1. とりで。敵をふせぐための小さな城。
  2. 木や竹でつくったかこい。まがき。

【砦さいさく

敵の侵入を防ぐための城塞の垣とした先のとがった木または竹の柵。もがり。やらい。

【砦】とりで

本城から離れて設けられた小さい城。規模の小さい城。または、外敵を防ぐために築造した建造物。要塞。
「寨・」とも書く。

【山砦】さんさい

山の中に作ったとりで。また、山賊のすみか。
「山」とも書く。

【城砦】じょうさい

城ととりで。城。
「城」とも書く。

【塁砦】るいさい

とりで。

【鹿砦】ろくさい

木や竹を組み合わせて鹿(しか)の角のような形にして敵の侵入を防ぐもの。さかもぎ。
「鹿」とも書く。

《字源》

声符は「此(し)
ここでのの省略形で柴柵の意。
これに石材を加えて防塞としたもの。

《字体》

の部分はのように書くのが初唐からの標準で、長く書かれてきた字体。
「砦」のように書くのが伝統的。
現在はと書くのが一般的だが、つくりも(か)ではなく(ひ)と、カタカナの「ヒ」と同様に書くのが正しい。
:1画目は左から右へ。最終画もはねない。

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