【諒】 15画 言(8) 準1級
[音] | リョウ |
[訓] | まこと |
おもいやる | |
さとる |
《意味》
「了」に書き換えられる。
【諒】まこと
言葉や行為にうそや偽りのないこと。明白な真実。誠実。
【諒闇・諒陰】りょうあん
天子・天皇がその父母の死に対し服する喪の期間。
期間は一年間で、臣下も服喪した。ろうあん。みものおもい(御物思)。
「まことに闇い」の意から。
「亮闇・亮陰」とも書く。
【諒解】りょうかい
物事の筋道・理由・意味などをよくのみこむこと。
さとること。また、理解して承認すること。
「事情を諒解する」
「了解」に書き換えられる。
「領解」「領会」とも書く。
【諒察】りょうさつ
相手の立場・事情をくみとること。
相手の身になって推察すること。
「諸事情を御諒察のうえよろしくお願いいたします。」
「了察」とも書く。
【諒恕】りょうじょ
相手の事情を思いやってゆるすこと。
「御諒恕下さい」
【諒承】りょうしょう
相手の申し出などを納得し、聞き入れること。承知。
「諒承済み」「諒承を求める」
「了承」に書き換えられる。
「領承」とも書く。
【諒する】りょうする
事情をくみ取って(とがめないで)承知する。
諒とする。
【諒とする】りょうとする
事情を思いやって納得する。
よしとする。諒する。
【剛毅直諒】ごうきちょくりょう
意志が強く正直で誠実なこと。
「剛毅」は気性が強いこと、「直諒」は正しくて真心があること。
「剛毅木訥」
《字源》
声符は「京(きょう)」。「京」に「涼(りょう)」の声がある。
「京」は戦場の敵の死体を塗り込めたアーチ状の門。
そこで種々の呪的な儀式が行われた。
儀式によって霊から反応が来ることを「諒」という。