【讒】 24画 (17) 1級


[音] サン
ザン
[訓] そし
つげぐち 
へつら
よこしま

《意味》

  1. そしる。人の悪口をいう。中傷する。つげぐち。
  2. へつらう。おもねる。
  3. よこしま。

【讒毀】ざんき

告げ口をすること。人の悪口を言うこと。

【讒言】ざんげん

人を悪く言い、また、陥れるために、事実を曲げたり、ありもしないことをこしらえたりして、目上の人に告げること。また、その言葉。
讒口(ざんこう)

【讒口】ざんこう

人を陥れるための告げ口。非難。悪口。
讒言(ざんげん)

【讒訴・讒愬】ざんそ

  1. 人を陥れるために、事実と違うことを言って悪く訴えること。讒言(ざんげん)を言うこと。
  2. 陰で他人の悪口を言うこと。また、その悪口。かげぐち。

【讒ざんてんめんゆ

他人の悪口を言ってこびへつらうこと。
「讒諂」は悪口を言い、へつらうこと。「面諛」は人の面前でこびへつらうこと。

【讒ざんぶ

事実とは違う悪口を言って陥れること。
讒謗ざんぼう

【讒佞】ざんねい

目上の人にへつらって、他人を悪く言うこと。また、その人。
(ざんゆ)

【讒謗】ざんぼう

ありもしないことを言って、人を悪く言うこと。
誹謗(ひぼう)

【讒謗律】ざんぼうりつ

1875年(明治8)制定された言論取り締まりの法令。自由民権運動の台頭に対処するため、著作類によって人を悪し様に言う者を罰するという名目で、同日公布の新聞紙条例とならんで民間の言論・政府批判に弾圧を加えたもの。

【讒ざんゆ

事実をまげて悪く言い、他人をおとしいれて、人に取り入ること。
讒佞(ざんねい)

口の讒言】ここうのざんげん

人を陥れるためにする告げ口。

讒謗】ばりざんぼう

ありとあらゆる悪口を言うこと。また、そのことば。
「罵詈」は口汚くののしること。「讒謗」はそしること。
悪口雑言(あっこうぞうごん)」「罵詈雑言(ばりぞうごん)
「讒謗罵詈」ともいう。

【和讒】わざん

一方に取り入るために他方を悪く言うこと。

《字源》

旁の(ザン)(声符)(チャク)+(うさぎ)で二匹の兎が重なる形。兎がその仲間を超えるようにして飛び跳ねる形。
「高く危うい」意がある。
この部分が難しいですが、兎二匹の形と思ったら何とかなるかも。

《字体》


楷書の形です。参考に。

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