【蝦】 15画 (9) 準1級


[音]
 
[訓] えび
  がま

《意味》

  1. えび。節足動物の名。
  2. 蝦蟇(がぼ)」とは、がま。ひきがえる。「がま」はその音から。

【蝦えぞ

  1. 北海道の古称。
  2. 古代、奥羽地方から北海道にかけて住んでいた人種。
    アイヌとする説が有力であるが、日本人の一部とする説もある。えびす。
    「えみし」とも読む。

【蝦菊】えぞぎく

キク科の一年草。園芸品種名アスターで呼ばれることが多い。
Wikipediaエゾギク
菊」とも書く。

【蝦夷菫】えぞすみれ

エイザンスミレ(叡山菫)の別称。
菫菜」とも書く。
植物園へようこそ!エイザンスミレ

【蝦】えび

エビ科の甲殻類の総称。
Wikipediaエビ
「海老」とも書く。
《蝦踊れども川を出でず》えびおどれどもかわをいでず
ものにはそれぞれ定められた天分があって、それ以上の能力を超えた働きはできないというたとえ。
エビはどんなに踊り跳ねたところで、所詮は一生川から出られない意から。
「蝦踊れども斗を出でず」ともいう。また、「蝦」は「海老」とも書く。
《蝦で鯛を釣る》えびでたいをつる
わずかな労力や元手で、大きな利益を得るたとえ。
エビの餌で鯛を釣り上げることから
略して「蝦」ともいう。また、「蝦」は「海老」とも書く。
雑魚(ざこ)で鯛を釣る」「麦飯(むぎいい)で鯉を釣る」
《蝦の交じり》えびでたいをつる
不相応な場所に取るに足りない者が仲間入りしていること
大物の中に小物が入りまじっていることのたとえ。
「蝦」は「海老」とも書く。
雑魚(ざこ)(とと)交じり」

【蝦えびたい

「蝦で鯛を釣る」の略。
「海老鯛」とも書く。

【蝦蟇】がま

ヒキガエルの俗称。
Wikipediaヒキガエル科
「蟇」とも書く。

【蝦しゃこ

浅海の泥中にすむシャコ科の甲殻類。エビに似るが平たく、腹部の幅も広い。
Wikipediaシャコ
「青竜蝦」とも書く。

【蝦魚】はぜ

スズキ目ハゼ亜目の魚の総称。淡水・河口から潮間帯・沿岸まで分布し、水底にすむ。体は細長く、目が頭上部に並び、左右の腹びれが癒合して杯状をなすものが多い。
Wikipediaハゼ
「鯊・魚」とも書く。

【醤蝦】あみ

アミ科の甲殻類の総称。エビに似た小さな節足動物。
多く海にすむが、川・湖などにもすむ。
オキアミ(沖醤蝦)は分類が異なる。
Wikipediaアミ (甲殻類)」「オキアミ
「糠蝦」とも書く。

【青蝦】しばえび

クルマエビ科のエビ。食用。
Wikipediaシバエビ
「芝蝦」「芝海老」とも書く。

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