交換略字【桧】
[音] | カイ |
[訓] | ひのき |
ひ |
《意味》
ひのき。ヒノキ科の常緑樹。
【檜扇】ひおうぎ
【檜垣】ひがき
【檜・檜木】ひのき
ヒノキ科の常緑高木。樹皮は赤褐色。葉は小形・鱗状で細い枝に密生。材は優良な建築材。ひ。
植物園へようこそ!「ヒノキ」
「扁柏」とも書く。
【檜舞台】ひのきぶたい
【檜葉】ひば
【檜物師】ひものし
ヒノキの材で細工する人。
【檜柏】びゃくしん
イブキの別名。ヒノキ科の常緑小高木。本州以南・中国・朝鮮などの海岸地方に自生する。材は鉛筆・床柱・器具材など,用途が広い。園芸変種が多い。
Wikipedia「イブキ」植物園へようこそ!「イブキ」
「伊吹」
「柏槙」とも書く。
【檜皮】ひわだ
【翌檜】あすなろ
ヒノキ科の常緑高木。日本特産。葉は鱗状で、ヒノキに似る。材は耐湿性に富み、建築材・船舶材として用いる。ひば。あすひ。あすなろう。
植物園へようこそ!「アスナロ」
「羅漢柏」とも書く。
【檜皮】ひわだ
《字源》
声符は「會(かい)」で、「會」は常用漢字「会」の旧字体でもある。
「會」は「亼(しゅう)+曾の省略形」で「亼」は蓋の形、「曾」は甑。
甑に蓋をすることを「會」という。
蓋が合うので「あう」意になる。
「合」は「亼+口(さい)」で文書を収めた器「口」に蓋をする形。
《字体》
「会・會」の部分は、唐代の手書きの楷書では「」や「」のように、中を「田」で書くのが主流で、戦国時代の楚簡や漢代の隷書から1000年以上見られる形。
中を「」にした「會」は唐代になって説文篆文に倣って作られた正字。
「會」に従う「檜(桧)・獪・絵(繪)・膾」なども同様で、正字の字書『五経文字』でさえも「」の字体で掲載されている。
「会」は草書を楷書化した字体で、「桧」とともに中国の簡体字にも採用されている。