【伊】 9画 (7)  準1級


[音]
[訓] かれ
これ
ただ

《意味》

  1. かれ。かの。これ。この。指示詞。
  2. かれ。三人称の代名詞。
  3. 伊賀(いが)」の略。「伊州」。
  4. 伊太利(イタリア)」の略。イタリアのこと。「伊和辞典」。

【伊頓】イートン

イートン。イギリスのロンドン市の西郊、テムズ川北岸にある町。

【伊尹負いいんふてい

大望のために身を落とすたとえ。
「伊尹」は中国(いん)代の賢宰相。伊尹がを背負ってやって来る意。
伊尹は殷の湯王に仕えるためにを背負って料理人として近づき、ついに志を果たして宰相になったという故事から。

【伊賀】いが

旧国名の一つ。今の三重県の北西部。伊州。賀州。

【伊弉諾尊・伊邪那岐命】いざなぎのみこと

記紀神話で伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに国生みをした男神。
Wikipediaイザナギ

【伊弉冉尊・伊邪那美命】いざなみのみこと

記紀神話で伊弉諾尊(いざなぎのみこと)とともに国生みをした女神。
Wikipediaイザナミ

【伊豆】いず

旧国名の一つ。今の静岡県の伊豆半島の大部分と、東京都下の伊豆七島。豆州(ずしゅう)

【伊勢】いせ

旧国名の一つ。今の三重県の大部分。勢州(せいしゅう)

【伊曾保・伊蘇普】イソップ

イソップ。「イソップ物語」の作者とされる伝説的な古代ギリシャの寓話作家。紀元前六世紀前半頃の人。奴隷の身分であったという。
Wikipediaアイソポス

【伊太利・伊太利亜】イタリア

イタリア。ヨーロッパ南部の共和国。
Wikipediaイタリア」「国名の漢字表記一覧

【伊吹】いぶき

ヒノキ科の常緑小高木。本州以南・中国・朝鮮などの海岸地方に自生する。材は鉛筆・床柱・器具材など,用途が広い。園芸変種が多い。
Wikipediaイブキ植物園へようこそ!イブキ   
別名「びゃくしん()」ともいう   

【伊予柑】いよかん

ミカンの一種。果実は大きく、赤橙(せきとう)色で甘みが強い。二、三月に熟する。1880年代に山口県で発見され、愛媛県に伝えられた。
Wikipediaイヨカン

【伊蘭】イラン

  1. イラン。西アジアのイラン高原を占めるイスラム共和国。国土の大半が砂漠で、北はカスピ海に、南はペルシャ湾に臨む。首都テヘラン。
    Wikipediaイラン
  2. クマツヅラ科の高木。インドの熱帯に自生。
    香気を放つ檀を菩提にたとえるのに対して、伊蘭は悪臭を放つので煩悩にたとえられる。

【伊呂波】いろは

  1. 「いろは歌」の最初の三字をとったもので、「いろは歌」の仮名四七字の総称。
  2. 物事の初歩。基礎的なこと。ABC 。
    「料理の伊呂波」
「以呂波・色葉」とも書く。

【伊聶謝】エニセイ

エニセイ川。ロシアの河川。北極海に流れ込む最大の水系。モンゴルから北へ流れて北極海のカラ海に注ぐ。
Wikipediaエニセイ川

【伊】かれ

三人称の代名詞。人を指す語。

【伊】これ

自分の近く、または直前に述べた言葉を指すときに用いる語。

【伊達】だて

  1. (おとこぎ)を見せること。また、そのために意気込むこと。また、そのさま。
    「男伊達」
  2. 人目にふれるような派手な行動をすること。また、派手なふるまいなどで外見を飾ること。
    「伊達や粋狂で行っているのではない」
《伊達の薄着》だてのうすぎ
厚着をすると不恰好になるので、寒い時にも無理に薄着をすること。

【木伊】ミイラ

ミイラ。人間や動物の死体が人工的または自然に、腐らないで固まって原形を保っているもの。
ポルトガル語mirraの当て字。

《字源》

声符は「尹(いん)「尹」は神官が杖を持つ形。その神杖によって神を呼ぶ意がある。これに祝詞を収めた器「口(さい)を添えた形が「君」である。
「伊」は神の導きによって人を導く神官・聖者を表す。
:「尹」の甲骨文字
:「伊」の甲骨文字

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